建築に関する基本的な考え方 〜 タフでナチュラルであることとは
1. 周辺の街並みと調和する美しい建築であること奇抜な色や形状の建築を面白おかしく造ることはいたしません。
個性的でありながら街並みに調和し、その魅力を増すような美しい建築を目指します。2. 安全な建築であること
建築基準法などの法規をクリアーするのは当然のこと、
地震に対しての構造的な安全性、犯罪に対する安全性、事故に対する安全性など、
多方面の課題に対して、クライアントに最適解を提案します。3. 快適で環境に優しい建築であること
外部の環境、具体的には雨、風、温湿度などに対して十分なコントロールを行い、
快適な室内環境を過大なエネルギー消費に頼らずに実現します。
また、使い勝手が良いばかりでなく、感性に訴える、伸び伸びとした空間を計画します。4. 丈夫で長持ちする建築であること
日本が雨が多く、湿気の多い風土であることを基本に据え、
素材や形状などの多様な要素を適切に選択し、コストバランスを考慮しながら、
木造でも最低60年、鉄筋コンクリート造ならば100年以上の寿命を持った建築を目指します。
□住宅について
住宅は住まい手の生活を育むための大切な器です。従って、その器が安全で快適である事は、最低の条件であると考えます。
快適で安全な住宅を実現するには多くの課題を解決することが必要となりますが、
その解決である建築は、 本質的な意味で美しく、住まい手にとって愛着の沸くものでもなくてはならないと思います。
また、地球環境問題を考えても、エネルギー浪費型の建築は造るべきではありません。省エネルギーで、耐久性をもった（＝メンテナンスが容易で維持費が安い）建築を長く使い続けるという、
一昔前の民家では当たり前と考えられていた建築を、住宅においても気負うことなく実現していきたいと考えています。そのために、住まい手のライフスタイルを十分理解し、個々の家族に適した、しかも特殊解に陥らない建築とすべく、
専門家としてクライアントと共に粘り強く考えて行きます。□外断熱について
15年間、外断熱の建築を造ってきました。こちらに断熱に関する考え方を纏めましたので、ご一読頂ければ幸いです。